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ブノワ・ジャケ&ジェレミー・ステラ著
『日本の未来建築-ユートピアとメタボリズム』

2020年10月刊行

知られざる日本建築のアートブック。260以上もの希少かつ未公開の図版および資料を掲載。

プレス発表より。

本の内容
第二次世界大戦で壊滅的な打撃を受けた日本は、1950年代末から高度経済成長時代に入ります。1973年のオイルショックまでの約10年間、新世代の建築家たちは、都市の成長をコントロールしつつも、その発展を目的としたユートピア的かつ先見性のあるプロジェクトを展開していきます。 このアートブックでは、彼らの1960年代から1970年代のプロジェクトと業績(一部はその後破棄)を紹介します。執筆はブノワ・ジャケが担当、ジェレミー・ステラが2017年に撮影した写真が満載されています。また建築史家藤森照信がメタボリズム運動の代表的な建築家の一人で、当時メディアの寵児であった黒川紀章(1934~2007)へ行ったインタビューが序文に掲載されています。

著者
ブノワ・ジャケ(フランス語)
建築家・研究者。フランス極東学院(EFEO)とパリ・ラヴィレット国立高等建築学院講師。日本では1999年から京都大学、東京大学にて日本近代建築史を専攻。著書にFrom the Things Themselves: Architecture and Phenomenology(京都大学出版会/EFEO, 2012)、『建築・景観の近代性に向けて-日本と欧米のモデルと知識の共有化』(コレージュ・ド・フランス, 2013)、『日本の空間性の装置と概念』(PPUR, 2014)、『大工と建築家-一つの日本木造建築史』(PPUR, 2014)『日本の居住空間における風景の変化』(コレージュ・ド・フランス、2020)がある。

ジェレミー・ステラ(英語)
写真家。新しい文化を見つけたいとの思いから2009年に日本に移住。Le Monde、The Guardian、Elle、Businessweek、Télérama、Libérationなど、世界の主要なプレスメディアからの依頼に東京から対応。瞬く間に日本を代表する欧米の写真家の一人となる。小津安二郎、侯孝賢、エドワード・ヤンなどの映画監督からの影響を受け、彼のアプローチはドキュメンタリーであれ、ポートレートであれ、建築であれ、常に人間を中心としたものとなっている。2018年4月に日本を離れ、新たな挑戦のためにロンドンに移住。Lézard noir(黒蜥蜴)出版からの著書に『家の列島』『東京の家』がある。

2020年10月30日刊行
著者 ブノワ・ジャケ、ジェレミー・ステラ
LE LÉZARD NOIR出版
20,5 x 27,5 cm,
ハードカバー、カラー
272 頁

価格 45€
ISBN : 978-2-35348-113-2

お問い合わせ
lezardnoir@lezardnoir.com

購入はこちらより

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